なぜ男性より女性の方が体脂肪率が高くなる?
よく、「男性よりも女性の方が体脂肪率が高い傾向にある」と聞きますよね。
それは一体どういった理由からなのでしょうか?
まず、女性の体は、女性ホルモンの影響で体に脂肪(外食をしていると、特に摂り過ぎてしまう傾向があるでしょう)が付きやすい構造なっているんですね。
それは、女性の体が妊娠、出産に備えて、たくさんのエネルギーを体に蓄えておく必要があるからです。
逆に、男性の体は、男性ホルモンの影響で体につく筋肉量が多くなり、脂肪量は少なくなる構造なったのです。
また、男性と女性(消費の鍵を握っているともいわれていますね)では、体に付く体脂肪の種類や場所も異なります。
男性の場合は、皮下脂肪(暴飲暴食をしていると、あっという間に蓄積してしまいます)がつきにくい反面、筋肉の量が多いためにそれを動かすエネルギーとして、内臓脂肪(つきやすく落ちにくいという特徴があり、外見からはわからないため、注意が必要です)がつきやすい傾向にあるでしょう。
しかし、女性の場合だったら、内臓脂肪よりも女性らしいふっくらとした体型をつくるように皮下脂肪(悪者扱いされがちですが、体にとってはなくてはならないものです)が多く付く傾向にあるでしょう。
これはやはり、出産の際に赤ちゃんを守らなければならないので、体温維持のためであったり、骨盤(大腿骨と脊柱の間にある体を支える骨の集合体です)まわりを皮下脂肪によってクッションのように厚くしておく必要があったりするからなのです。
このように、女性(ならではの視点が重宝されることもある反面、振り回されてしまうこともあるかもしれませんね)が男性よりも体脂肪率が高くなってしまうのは仕方のないことなのかもしれませんね。
また、男女問わず、30代以降になってしまうと、年齢と共に筋肉の量が減少していくので、体内のカロリーを利用する機会が少なくなり、余ったカロリーが体脂肪として蓄えられていきます。
歳を重ねるごとに標準の体脂肪率(家庭で測る際には、生体インピーダンス法が使われていることが多いです)が増加していくのは、このためとなっているのです。