【体脂肪率を減らす食事は?
ついつい私達は、「痩せるため、体脂肪率(家庭で測る際には、生体インピーダンス法が使われていることが多いです)を減らすためには、食べる量を減らせばいいんでしょ」と、安易に考えがちと思っております。
けれど、そこは注意が必要です。
まず、体脂肪率を減らそうとムリな食事制限をする事は、逆効果であることを覚えておいてください。
食事制限のみで体脂肪率を減らそうとしても、むしろ筋肉の量だけが落ちてしまい、脂肪はそのまま残ってしまうという悲惨な結果になってしまうでしょう。
それよりも、必要な栄養素をきちんと摂取するためにカロリーコントロールされた食事をし、適度な運動を行うことにより筋肉をつける方が効率よく体脂肪率(水中体重秤量法、空気置換法、二重エネルギーX線吸収法、皮下脂肪厚法、生体インピーダンス法、体内カリウム測定法、超音波法など、たくさんの測定法があります)を減らすことが出来ます。
筋肉がつくことで基礎代謝量が増えて、消費するエネルギーの量も増えます。
その結果、皮下脂肪の量が減り、体脂肪率を減らすことへと繋がっていくからです。
体脂肪率をわずかでも減らそうと、食べたいものも食べないでおなかをすかせてばかりでは、筋肉の量だけを減らして肝心な体脂肪を残すダイエットになってしまいます。
そんなことにならないようにするためにも、体に必要である栄養素(不足していると、体調不良が起こってしまいますし、食欲が畭常に湧いてくるなんてことも)はきちんと摂取するようにし、筋肉をつけ、基礎代謝をあげる努力をすることが一番です。
ビタミン(水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン、ビタミン様物質の三種類に大別されています)、ミネラル(人間にとって必要不可欠なのは十六種類です)、たんぱく質(アミノ酸)は意識して摂るようにし、食事だけでは足りないと感じた時はサプリメントで補っても良いでしょう。
ダイエットに油は禁物のように思われているでしょうが、オリーブオイルやごま油など、天然の植物油なら心配せずに摂っても大丈夫ですし、むしろ必要です。